リロケーション物語

転勤者のためのリロケーション

リロケーションとは?

リロケーションとは、英語の「Relocation=移転または配置転換」からとったもので、本来の移転や再配置の意味から転じて、転勤の間に留守になる自宅を管理してくれる不動産会社のサービスを指します。
一般的には空室となる自宅の賃貸管理、または空室の状態での管理などのサービスに分けられます。
賃貸管理 入居者募集、賃貸借契約締結代行、家賃送金・催促、クレーム対処、入居者退去時の原状回復による敷金清算など
空室管理 賃貸はせずに、定期的な空室の巡回、通風、清掃サービスなど

法律の見直しと共に広がるリロケーション

従来の「借地法」・「借家法」・「建物保護に関する法律」では、借り手の立場が優位でしたが、平成4年8月1日に法の改正がおこなわれた「借地借家法」によって、期限付きでも自宅を賃貸住宅とすることができるようになりました。
これにより自宅を安心して貸せるようになり、リロケーションが広がるきっかけとなりました。

リロケーション時代の到来

法律が改正されてから10年以上が経過し、リロケーションに目を向ける方が飛躍的に増えてきました。当初あまり利用されなかったのは、法律が変わったことを知らなかったことと、何かトラブルが起こるのではないかという不安があったからだと思われます。
平成12年3月1日からは「定期借家権制度」が導入され、日本でも欧米並みに借家制度が本格的に稼動されることになりました。バブル期やバブル崩壊後すぐにマンションを買った方は、転勤の際に自宅を売ろうとしても、ローンさえ返せないほど値下がりし、頭を抱えていることでしょう。しかし、賃貸にすることにより、ローンの返済分くらいは家賃収入を得ることができ、ほとんど自己負担なく資産を維持できるようになったのです。
これにより、今まで負の資産に悩んでいた方々も、安心して自宅を賃貸することができ、益々リロケーションが広がることになるでしょう。

リロケーションシステムの需要の実態

マンション専門プラザで賃貸管理している分譲賃貸マンションの内、実に半数近くのオーナーが、転勤によるリロケーションでマンションを賃貸しております。転勤による賃貸の場合、一時的な転居となるため、また数年後に戻ってくるまでの間のみ賃貸を希望されるというオーナーが圧倒的に多いのが実情です。しかし、転居先から戻ってきても、賃借人が賃貸借契約の解除を拒み、自分のマンションに戻れないというトラブルもよく耳にします。そのため、戻ってきた時の賃貸借契約の解除でトラブルにならないよう、「定期借家契約」の利用をお奨めしております。
最近では、「リロケーション=定期借家契約」というイメージが強くなっているように、定期借家契約の普及により、今後もリロケーションシステムの需要が増えてくるものと思われます。

リロケーションサービスを利用しよう

転勤や住み替えが決まった、あるいは空室を貸しに出す等の理由で、いざリロケーションというサービスを利用したい時は、まず分譲マンションの賃貸管理に精通し、リロケーションを専門に取り扱っている賃貸管理会社に相談することが多い様です。こういったリロケーションを行う不動産会社を選ぶ際には、管理物件数・取扱い実績だけでなく、サービス内容、地域への密着性などにも注目し、比較検討することが大切です。必ずしも大手不動産会社なら安心、というわけではありません。
さらに、相談や依頼するタイミングも押さえておきましょう。入居希望者は、早ければ入居日のおよそ2ケ月位前から物件探しを始めているようですから、お引越しをされる3ヶ月前にはご相談、遅くとも1ヶ月前までには正式依頼をすると、賃貸管理会社も効率的な入居者募集活動をすることができます。やはり前倒しの活動が功を奏するのです。

リロケーション物語

リロケーションでは、オーナー様自身が行わなければならない手続きや、注意しなければならない事項がございます。マンション専門プラザでは、リロケーションでの煩雑な作業がアニメーションで理解できる「リロケーション物語」を製作いたしました。ぜひご覧下さい。
※リロケーションの専門サイト「リロケーションガイド」もご覧下さい!

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